1976-05-08 第77回国会 参議院 本会議 第8号
これは議長裁定違反であるばかりか、戦後わが国最大の国際的疑獄事件と見られるロッキード問題を刑事事件に矮小化して国民の目をごまかす行為にほかなりません。この姿勢こそ三木内閣の有言不実行とごまかし政治のあらわれで、断じて許すわけにはまいりません。
これは議長裁定違反であるばかりか、戦後わが国最大の国際的疑獄事件と見られるロッキード問題を刑事事件に矮小化して国民の目をごまかす行為にほかなりません。この姿勢こそ三木内閣の有言不実行とごまかし政治のあらわれで、断じて許すわけにはまいりません。
これは明らかに裁定違反ではないでしょうか。
それに対して私は答えましたが、基準内予算単価に対してもしも千二百円をのせていないということになると、これは裁定違反だという言葉を使いました。そういう言葉を使ってしまいましたけれども、裁定違反というのは、どうも違反というのは言葉が若干不適当であったとあとで思っております。
それからこの先ほどの回答書の中に、政府が千二百円の増額をすべきことを明示したけれども、千二百円から過去において生じた予算単価と実行単価との差額が減額された額しか予算単価として増額されておらなければ、裁定違反となることは明らかである。こう書いてありますが、裁定違反という言葉が使われておるわけです。
今申し上げたように、仲裁裁定の藤林委員長は千二百円を下回るとするならば明らかに裁定違反になるということを言い切っているではありませんか。そこへもってきて政府の方では格差の三分の一を切り捨てる。ここに実は不完全であるということをわれわれは指摘しておるのでありまして、今からでも私はおそくはないと思う。
この点は私は明らかに裁定違反である、これは当然仲裁委員会なり、また裁定書が示しておりますように、国鉄公社と国鉄労働組合の相互の団体交渉によつて、こういう問題は解決すべきであると思いますが、この点に関しまして末弘さんはいかように…… 〔発言する者多く、議場騒然〕